お知らせ NEWSこんな時どうする?車の豆知識
エンジンがかからない‼そんな時どうする。ひょっとするとこんなことかも?
さっきまでは普通にエンジンかかったのに、なぜかエンジンがかからない。そんな時に先ず確認することがあります。ひょっとするとエンジンがかかるかもしれません。
〇シフトレバーが「P」(パーキング)に入っていない
シフトレバーが「P」(パーキング)に入っていないとエンジンがかかりません。シフトレバーの位置とメーターパネルのシフトポジション表示を確認しましよう。シフトレバーの位置は問題なく、メーターパネルのシフトポジション表示が「P」になっていない場合は「シフトポジションセンサー」の故障が考えられます。その時はロードサービスでレッカー搬送するしかありません。
〇ハンドルロックがかかっている
普段車を降りるときにハンドルロックをしっかりかけて降りる方は少ないと思いますが、かけたつもりがなくてもハンドルロックがかかっている時があります。ハンドルロックはキーを「オフ」にした状態で、ハンドルを回すとロックがかかります。キーをさして回すタイプの車の場合、ロックがかかるとキーシリンダーが回りにくくなります。ハンドルを左右に回しながらキーを回すとシリンダーが回りやすくなり、エンジンをかけることができます。
〇キーフリーの電池の残量が減っている
キーフリー(カギを差し込まなくてよいタイプ、プッシュスタート式など)の車は、キーフリーの電池の残量が減るとスタートボタンを押しても反応しないことがあります。電池の残量が少ないために電波を受信できないためです。そんな時は、キーフリー本体をプッシュスタートボタンに近づける、またはキーフリー本体でプッシュスタートボタンを押すと微力の電波でも受信が可能となり、エンジンがかかります。
〇セルモーターは回るけどエンジンがかからない
セルモーター(エンジンをかけるときに始動するためのモーターで、シュン、シュン、シュン、シュンと音が鳴る)は回っているけれどもエンジンがかからない時は、「ガス欠」または「点火プラグのかぶり」が考えられます。メーターパネルのガソリンのマークが点灯している場合は「ガス欠」です。ロードサービスに連絡してガソリン補充をしてもらいましょう。
もう一つの原因が「点火プラグのかぶり」です。エンジンをかけて数メーターほどの距離をちょっと動かしてエンジンを切ったりした場合や、寒い朝などに起こりやすい現象で、点火プラグに未燃焼の燃料が付着して湿っている状態です。この状態は特に軽自動車に起こりやすい現象ですが、かかりにくいだけで、根気強くセルを回すとかかることがあります。セルモーターはあまり長時間連続で回すとモーターが傷んでしまいますので、5秒間ほど回してかからなければ、一度オフにしてもう一度回すようにしましょう。それでもかからないときは、アクセルペダルを2~3回踏み、もう一度セルを回してみる。若干かかる気配が出てきたら、アクセルを軽く踏んでエンジンの回転を上げてみるとかかる場合があります。一度かかってしまえばアイドリングも安定しますので、普通に走行できます。しかし、そういう症状が頻繁に続く場合は「点火系」の故障の場合もありますので、修理工場で点検の必要があります。
〇バッテリー上がり
バッテリー上がりには2タイプあります。
1、少しだけ残っているが、セルモーターを回すだけの電力が残っていない
2、完全に上がっている
少しだけ電力が残っているが、セルモーターを回すだけの電力が足りない場合、キーレスもきくし、メーターパネルも表示されるのに、セルモーターが回る音ではなく「カチ、カチ、カチ、カチ」という音がします。この音はエンジンを始動するためにセルモーターが動こうとするけれども電力が足りずに動ききれない音です。こうなるとバッテリージャンピングが必要になります。
完全に上がっている場合は電気を使うものすべてが動きませんので、当然キーレスもききません。そんな場合はキーレス(キーフリー)についている「キー」を抜いてドアノブ付近の鍵穴にキーをさして回すとロックが解除されドアを開けることができます。車内に乗り込みボンネットを開けてバッテリーを他の車とつないでジャンピングすることでエンジンがかかります。
バッテリージャンピングの際の注意点は「+」は「+」に、「-」は「-」またはボディアース(塗装されていない鉄の部分)につなぐことです。電極を間違えるとショートする恐れがありますので注意が必要です。
どうしてもエンジンがかからない場合は「各保険会社ロードサービス電話番号一覧」から、ご加入の損害保険会社のロードサービスにお電話することが可能です。
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