お車に関するお悩みご相談はこちらまで

お知らせ NEWSこんな時どうする?車の豆知識

2024.03.02

車の板金塗装(事故修理)の修理期間を短くするには?

 近年、板金塗装工場業界では、後継者不足による廃業が増え、工場が減っています。修理技術が高く、サービスも良い工場は入庫がいっぱいで修理を受け入れてもらえなかったり、修理に出しても預ける期間がかなり長くなってしまうのが最近の現状です。いわゆる「自動車修理難民」と呼ばれている修理待ちの車が増えています。

 通常、保険を使用する事故修理の場合、入庫してから着工できるまでに数日かかります。それは保険会社から修理内容の了承をもらう必要があるからです。そのために保険会社の修理協定担当者選任、損傷個所の写真の送付、概算見積の作成送付等のやり取りが必要になります。入庫してから保険会社の修理協定担当者が決まるまでに保険会社の営業日で1~2日かかりますので、土日祝日を挟むとそれだけでも4~5日かかる場合もあります。修理工場側は保険会社の修理協定担当者が決まらなければ修理内容の協議もできず部品の注文もできないため、修理に取り掛かれないのです。このように入庫しても手を付けられない日数が1週間ほど発生する場合もあります。その間も他のお客様の作業予定が入っていきますので、保険会社との打ち合わせが終わっても、先に予定が入ったお客様の修理の次に予定を入れるしかないため、どうしても預かる期間が長くなってしまうという状況があります。

技術が高く丁寧な修理工場では「早い修理」はなかなか難しいですが「預ける期間を短く」することは可能です。

修理期間を最短にするには

 走行できる状態の損傷の場合、すぐに入庫するよりも、入庫前に事前に修理工場に来店して「事前準備」と「入庫予約」を入れておくと預ける日数がかなり短くなります。「事前準備」とは保険会社に送るための損傷の写真を撮影し、見積を作ることです。そうすることにより、入庫前に保険会社との打ち合わせを済ませることができ、部品注文も先にしておくことが可能ですし、作業予約も入れることができます。その「事前準備」をすることで入庫したら直ぐに着工することができ、預かる日数も格段に短くすることができます。代車で長い期間過ごすのは慣れない車だし、気も使いますよね。一日でも早く愛車が戻ってくるためには「事前準備」をお勧めします。